インドエピソード〜ダンシングメディテーションとの出逢い〜
「TAMAKARA YOGA~魂と体をつなぐyoga~」のクラスを開いております、山崎大です。
今回は、ダンシングメディテーション(踊る瞑想)について綴っていきます。
お時間のあるときにお読みいただけたら幸いです。
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瞑想・ヨガのクラスを開かせていただいている中で、毎回少しの変化を加えてゆくことを大切にしたいと思っています。
それは、季節が変化していることももちろん、集る方々の体や心の状態も場所が持つ雰囲氣も、毎回少し違うものだと感じており、それに応じて変化を加えてゆくことが自然であるからだと思っているからです。
行うボディワークや、瞑想にもそれぞれにおいて自分なりのこだわりがあり、中でもダンシングメディテーション(踊る瞑想)には、とりわけ大事にしたいコダワリがあります。
場所や、集る方々の年齢層によって、ボディワークは相応に変化させていますが、ダンシングメディテーションだけは必ず取り入れています。
塩尻のクラスには、70歳近い方々が多くいらっしゃいますが、民族トランス音源でダンシングメディテーションをしております。
みなさま戸惑いの表情を隠し切れていないことは承知の上ですが、強行させていただいております。
変化こそが自然であるならば、ダンシングメディテーションを行わないクラスがあってもいいのではないかとも思うのですが、どうしても取り入れたいのです。
ダンシングメディテーションに僕が出逢ったのは、瞑想を求めインドを旅していたときのことでした。
ヒマラヤの奥地で一人瞑想に耽っていたのですが、
「はて、このままここにいて、果たしてどうなるものやら。どなたかに、自分の住んでいるこころの現状を教えていただきたい。誰か、瞑想の達人でも居てくれたら」
と思っていたのでした。
そんな僕は、瞑想の達人と言えば何を差し置いてもまずはブッダであろうと、ブッダのお生まれになった地である、ネパールはルンビニを目指したのでした。
ルンビニは、開けていました。
着いたとたん、穏やかな空氣を感じました。
ブッダを求め、多くの方々が祈りと伴に訪れた地。
祈りは風に溶け、ルンビニ全体を優しく包むようで、肌にまとわりつく穏やかさが心地よい所でした。
どこに居ても漂っていたインド特有の荒々しさはすっかり姿を消していました。。
ブッダは2500年程昔に、既に亡くなっておりました。
そうであることは、ルンビニに着く以前より承知の上でしたが、ルンビニという地の持つエネルギーに触れ瞑想することで、行き詰まりを感じている自分に何かヒントをもらえるような、うっすらとした空氣のような確信があり、その思いを頼りにルンビニに来たのでした。
Oshoという人物が、インドに居たことは知っていました。
Oshoは生前、現代に生きるブッダであるとか、キリストやクリシュナの言葉を現代に蘇らせてくれる師であると呼ばれていたようです。
ブッダにもキリストにも、僕は半生においてご縁はなかったのですが、oshoの著書は時々読んでいました。
今まで分かり得なかった自身の内側のことを、分かりやすくも優しさを交え表現するoshoが僕は好きでした。
僕のこころの声を代弁してくれる方であると、密かに尊敬を寄せていました。
Oshoも既にこの世を去っていた存在ではありましたが、多数の著書は現代でも手に入り、ブッダやキリストよりも僕にとっては近くに感じることができました。
ルンビニでブッダのお墓や、かつて彼が暮らした寺院を眺め、しばらく小さなその町を歩いていると、「osho」という看板が目に留まりました。
「まさかあのoshoではあるまい」
と思いましたが、看板の指し示す方向へ歩みを進めてゆくと、そこには現在も使われているoshoの瞑想センターがあったのでした。
センター長に話をすると、「今日から来なさい」とのこと。
トントン拍子で話は進み、住み込みで朝から晩まで瞑想付けの日々がスタートしたのでした。
このoshoのセンターでダンシングメディテーションと出逢い、そのパワフルさに触れ、今まで身につけていた瞑想観が大いに変化してゆきました。
「瞑想とは、じっと座っているものだけではないのだ。
激しく、内側を放出するものが必要なのだ。
それにより、更に深い瞑想への扉が開かれてゆく。」
そんな思いを強烈に感じたダンシングメディテーションとの出逢いでした。
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文体を今までの調子と変えたため、ダンシングメディテーションに出逢うまでを引っ張ってしまい、のんびりとしたペースになりましたので、ダンシングメディテーションの体験エピソードは、次回に持ち越します。
お読みいただけます方、文体が安定するまで何かと御迷惑をお掛け致しますが、お付き合いいただけましたら幸いです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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